中日立浪和義監督「キャンプを棒に振る」コロナ厳戒の大号令、密回避を徹底

風吹けば名無し

中日立浪和義監督「キャンプを棒に振る」コロナ厳戒の大号令、密回避を徹底

中日立浪和義監督（52）が30日、コロナ厳戒キャンプの大号令を出した。1日のキャンプインを前に、名古屋から空路沖縄入りし、先乗りで合同自主トレ中の北谷球場などを視察。「陽性反応が出たら1週間練習できない」と引き締め、新型コロナウイルス感染への警戒感を強めた。

「若手の底上げ、競争になる。今度は自分が冷静に判断しないといけない。活気のあるキャンプにしたい」。初の春季キャンプを目前に胸を膨らませる一方で、コロナ感染防止も重要なテーマになる。「沖縄で練習できるのは20日間ちょっと。（感染すると）その半分が練習できない。キャンプを棒に振る」。この日合流したビシエドも来日時に感染し、2度のPCR検査で陰性確認されるまで1週間隔離された。今月末には片岡2軍監督をはじめ7人が罹患（りかん）。2月1日にキャンプインできない事態に陥っている。

合同自主トレ中の沖縄では、外食を禁止。宿舎の食事会場はパーテーションが設置され、黙食、朝昼晩の検温も厳格化。宿舎、球場間移動の車も選手2、3人までの乗車と密回避が徹底している。「あと1カ月でシーズンが決まるぐらいの覚悟と気持ちを持ってスタートしたい」。厳戒キャンプから、11年ぶりのV奪回を目指す。